㈱千都設計ブログ「日々是切磋琢磨」

千葉市美浜区の㈱千都建築設計事務所のブログです。業務や社内のコトなど、あれこれ綴っていきます。

VR体験会

こんにちは、広報担当Aです。

 

 

4月中旬になりましたが、三寒四温とはよく言ったもので、

昨日は雨で2月頃のような寒い1日だったのが、今日は一転して春の陽気。

気温差で身体を壊してしまうのか、今更ながらインフルエンザにかかる方も多いようです。

 

まだしばらくは朝の天気予報で必ず最高/最低気温をチェックし、

それに合わせた服装選びを心掛けた方がよさそうですね^^;;

 

 

さて昨日4/11(火)、福井コンピューターアーキテクト株式会社様(以下、福井様)による

「VR*体験会」が弊社応接室内で行われました。 *「バーチャルリアリティー」の略

 

弊社では現在、福井様の提供するBIMソフトを使った3D建築モデルを設計に取り入れており、

定期的に勉強会も行っています。

 

その我々が作った3D設計データをVR本体に取り入れることにより

これまでPCやタブレットの画面上で平たくしか表現できなかった世界が

よりリアルに、部屋の中にいながらまるでその建物の中にいて、

室内にある物にもあたかも触れているかのように変わるのです。

 

「論より証拠」とばかりに所員一同、体感してみました。

 

福井様、遠路遥々、PCなど重たい器材を沢山持ってきて準備して下さり

本当にありがとうございます。

このように大きなゴーグルを頭からかぶるようにしてはめ

両手には体感リモコンを持ちます。

Wiiでもこういうリモコンがありましたね。

 

私も体感しましたが、これはすごい!の一言に尽きます。

 

ゴーグルの中の様子をお見せできないのが残念ですが

今、この所員の視界は、PC画面にある建物を目の前でリアルに見上げている状態です。

 

今は画面のオフィス内に入って、周りを見回しているのでしょう。

すぐそこにあるイスと机に座れそうな程のリアリティーでした。

 

手に持ってるコントローラーは、室内に置かれている物を触る感覚を体感できます。

画面上の真ん中下あたりに右手の絵が出ているのがわかりますか?

 

ここは音楽ホールの設定で、今、VRの中では右手で木琴に触れているのです。

何かに触れると体感している者の右手コントローラーはブルッと震えて反応します。

これにより、どこかの部屋の中にいる感覚だけでなく、何かに触れる感覚まで

体感できるというわけです。

ちなみに左手側の青い釣り竿のようなものは、方向指示の役割を果たしています。

 

このVR、地上の世界だけを体感するわけではありません。

右の釣り竿を空に向けることで、何と空も飛べてしまうのです。

スピッツの「空も~飛べ~るはず~♪」の曲がBGMで流れてきそうな勢い(笑)

 

空も飛んでいるはずのこの所員は今、

 

スピードつけて地上へ着陸中。

この画面がVR越しに目の前に広がっているので、本当に飛び降りてる感覚になり

人によっては乗り物酔いのように、三半規管に響いてしまう人もいます^^;;

 

しかし、この技術は危険を伴う職業に就いてる人など、様々な場面での

危険予測の体感にも応用できると思うので、とても良いと思います。

 

非日常的な体験をできるということで、行列のできるVR体験会。

皆、ワクワクしながら自分の順番を待っていました^^

お陰様で大盛況のうちに終了いたしました。

 

 

話が少しずれますが、今から25年程前、フジテレビのドラマ『世にも奇妙な物語』で

このVR体験を基にした「バーチャル・リアリティ」という話がありました。

 

当時、まだ子供だった私には「こんなことが現実にあったら…(((((((( ;゚Д゚)))))))」と思うような、

少々怖いストーリー展開でしたが、あくまでドラマの中だけの空想でしかなかったように思います。

 

それから約10年後、キアヌ・リーブス主演の映画『マトリックス』でVRが使われたことで

多くの人々に知れわたるようになり(2009年公開の『アバター』もそうですね)、

更にそれから約15年経った現在では、こうして我々一般庶民も体感できる現実の物になりました。

 

 

技術の進歩は日々、とてもめざましいものがあります。

 

『人間が想像できることは、必ず人間が実現できる』

 

これは、「海底2万マイル」や「十五少年漂流記」を書いた

ジュール・ヴェルヌというフランスの小説家の名言です。

 

私達も日々、BIMを含めた設計を行っていますが、私達だけでは実現不可能なことも

こうした協力業者様の技術を取り入れながら進めて行くことで、実現できることが沢山あります。

 

お客様やユーザー様の夢の世界を実現すべく、日々是切磋琢磨!日々是精進です!