㈱千都設計ブログ「日々是切磋琢磨」

千葉市美浜区の㈱千都建築設計事務所のブログです。業務や社内のコトなど、あれこれ綴っていきます。

令和4年 日本ERI様 特別セミナー

こんにちは、広報担当Aです。

 

9月になりました。

夏が終わってしまった…と少し寂しい気持ちですが、まだまだ日中は今月いっぱいまでは暑い日が続きそうですね。

でも、朝晩は空気もひんやりして、夜にはコオロギの鳴き声も聞こえるなど、やはり秋の気配を感じます。

 

災害的な暑さの酷暑シーズンは終わったものの、これからは台風シーズンです。

先週9/1は「防災の日」でしたが、今月は防災月間でもあるとして今一度、災害に対する備えの見直しを行ってみるのもいいかもしれません。

 

さて先日、日本ERI株式会社 千葉支店様が弊社にお越しになり、『脱炭素社会の実現に資するための建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律等の一部を改正する法律セミナー』が行われました。

 

ERI様のセミナー開催は約2年弱ぶりとなりますが、コロナ禍ゆえ今回も弊社応接室から配信していただき、リモートで30名以上の所員が参加いたしました。

 

今回のセミナーが開催されることになった理由としては、2022年6月17日付で『脱炭素社会の実現に資するための建築物のエネルギー消費性能の向上に関する法律等の一部を改正する法律』が公布され、脱炭素社会の実現に向け、省エネ対策や木材利用促進の観点から多岐にわたる法律を対象とした改正法に基づいて段階的に施行される予定が示されたためです。

 

「2050年のカーボンニュートラル及び2030年度温室効果ガス46%削減の実現に向けて、2021年10月に地球温暖化対策等の削減目標を強化」という背景のもと、我々の建築業界でも省エネ対策の加速が求められており、木材利用促進のための建築基準の合理化等を求められております。

 

以下は所員Kによるレポートです。
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今年も酷暑の日が続いただけに、その事も踏まえるとやはり建築物から発する省エネの重要性を再認識しました。

 

官公庁施設・老人福祉・共同住宅など、多数の人々が利用する建物の設計をしている我々としては、カーボンニュートラル・省エネ対策・SDGsを念頭に考えなければならないのはもちろんであり、木材利用促進により大規模建築物にも木造が利用出来るようになれば、建築業界の者である前に一国民としても非常に楽しみです。

 

省エネ照明を取り付ければ一部法緩和もあるとの事ですが、ただ、木材利用促進も省エネ対策もいずれも昨今の国際情勢や材料高騰・仕入れ供給の停滞等で、完了検査時に納入出来ないのでは?という現実的な不安もあります。

 

実際の法改正施行には、向こう1~3年程の時間がかかる現実もあるのではないかと考えます。

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地球温暖化が年々加速し、何とかこれ以上の加速を食い止めようと、様々な業界があれこれ策を巡らしていますが、上記のように理想と現実のギャップを埋めるのはそうそう簡単なことではないのが伝わります。

 

しかし、それでも我々はこの法改正をよくよく理解し、日々できることを一歩ずつ、「地球にやさしい建築」を目指して精進して参ります。