こんにちは、広報担当Aです。
本日2021年3月11日は、東日本大震災からちょうど10年となります。
もう10年なのか、まだ10年なのか、その時間の長さは人により違うことでしょう。
10年前の3月11日以降、自分の身の回りで起きた出来事や、CMが一切流れなくなったニュースから流れてきた映像や内容を今でも克明に覚えています。
個人的に、震災が起きた翌年の2012年に福島県浜通りの相双エリアを訪れる機会があり、その当時は時が止まったかのように誰もいない静かだった地域が、今どうなっているのかとGoogleストリートビューで見てみました。
10年経って街も道路も綺麗になり、地震の影響で崩れていた街並みには新たな建物が建ち、車や人の往来も戻っていたのを見て、大変感慨深いものがありました。
3月に入り、色々なテレビ局で被災地にスポットをあてた番組が放送されていますが、津波や地震で多くのものを奪われた大地から再び動き出した人々の姿を見ると、自分も大きな勇気を与えてもらえます。
その一方で、10年経った今もまだ原発周辺の帰還困難区域など35,000人以上の方々が避難生活を余儀なくされており、ふるさとの地に足を踏み入れられない苦しみは察するに余りあります。
10年前は原発事故による放射能の脅威があり、それから10年経った現在、今度は新型コロナウイルスの脅威にある私たち。
どちらも目に見えないものが相手ゆえ、精神的にも苦しい状況に陥りやすいですが、それだからと誰かに棘を向けるのではなく、相手を思いやり助け合い、共存・共生していく道を選びたいと感じています。
3/7時点での犠牲者15,899人の方々のご冥福を心からお祈りすると共に、行方不明者2,529人の方々もいつか必ずご家族のもとへと帰れますように…。
