㈱千都設計ブログ「日々是切磋琢磨」

千葉市美浜区の㈱千都建築設計事務所のブログです。業務や社内のコトなど、あれこれ綴っていきます。

「土砂災害特別警戒区域内の建築物に係る設計・構造計算マニュアル」講習会

こんにちは、広報担当Aです。

 

 

本日は研修参加レポートラッシュということで3本目の記事です。

 

日々、研鑽を積んでいる弊社の所員達がレポートをまとめてくれるおかげで、このブログを書いている私もネタ詰まりすることなく読者の皆様に提供できるので、とても助かっています。

 

 

さて、先月2/28(火)、(財)日本建築防災協会様主催の「土砂災害特別警戒区域内の建築物に係る設計・構造計算マニュアル」講習会が行われ、所員Nが参加して参りました。

f:id:sent1010:20190305114038j:plain

 

 以下はNによるレポートです。

 

↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓


7年前、広島市において豪雨による斜面崩壊が発生したことをきっかけに、土砂災害防止法が改定され、構造設計においての具体的な計算方法等が定められました。

 

土砂災害防止法は土砂災害特別警戒区域内の建物にかかる計算方法であり、千葉県にはレッドゾーンと呼ばれる特別警戒区域はないのですが、イエローゾーンと呼ばれる警戒区域が一部指定されているため、本計算方法を必要に応じて設計に取り入れようと思いました。

 

しかし、斜面崩壊による建物にかかる水平力は100KN/㎡(重い荷物を置く倉庫における積載荷重の約10倍)と非常に高く、建物自体の損壊は防げないと考えるため、居住者等の避難する時間を確保するためのものとして設計していきたいと感じました。


↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑