こんにちは、広報担当Aです。
8月に入りました。
今年は記念すべき第100回大会ということで、第98回大会の地方大会で
参加校が多かった上位7大会(愛知、神奈川、大阪、千葉、兵庫、埼玉、福岡)を2地区に分け、
選抜された中から史上最多の合計56代表校による戦いが繰り広げられます。
我らが千葉県からは東千葉代表・木更津総合高校(3年連続 7回目)と
西千葉代表・中央学院高校(初出場※夏季大会として)が出場しますが、
中央学院高校は済美高(愛媛)、木更津総合高は敦賀気比高(福井)と
よりにもよって初戦から強豪校とぶつかってしまうとは…(==;;
何回戦まで進めるかわかりませんが、明後日8/5(日)の開幕が今からとても楽しみです♪
さて、先月7/27(金)、弊社専務N・課長Y・所員T・所員Yが
「建物視察見学会」に参加して参りました。
日本を代表する建築家・坂 茂先生の国内最新作となる
「静岡県富士山世界遺産センター」で設計思想や最新技術を学び、
弊社の設計に活かしたいという目的でした。
以下は所員Tによるレポートです。
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【全体計画・外観について】
建物は富士山本宮浅間大社の近くに位置し、敷地横を流れる神田川の親水空間と
一体的に計画されており、周辺環境と調和した外構計画となっていました。
建物のシンボルである「逆さ富士」のダイナミックなファサードは
富士ヒノキを格子状に組み合わせることで構成されており、
ディテールも綺麗に加工されて、木組の技術の高さを感じました。
「逆さ富士」のシンボルをより強調するために、その周囲はガラスのカーテンウォールで構成され
DPG構法が使われています。
DPG構法を採用することで方立の存在感がなくなって、建物のアウトラインの透明感が増し、
よりシンボルの造形に目が行くように考えられていました。
また、周辺環境に対し、どの面を建物の正面とすべきかについても勉強になりました。
単純に考えると、敷地南側の県道に対して正面を作ってしまいそうですが、
東側に流れる川との一体性、そして浅間大社からの観光動線をよくリサーチして理解した上で
建物正面を決めているように感じました。
見学日は天候がよくなかったため、逆さ富士が水盤に映ることで現れる富士山虚像は
見ることができませんでしたが、ランドスケープもよく考えられていて勉強になりました。
【内部空間について】
建物内部はとても刺激的な展示空間になっていました。
まるで富士山を登山しているような疑似体験ができる螺旋状のスロープは
設計が難しかったと思いますが、展示計画と建築設計がとてもよくマッチしており
各者の入念な打合せの上で成り立っていることを強く感じました。
建物随所に参考となる細部の納まりがあり、
著名な建築家の気力・執念を感じる良い機会となりました。
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