こんにちは、広報担当Aです。
4名の尊い命が失われ、ライフラインは軒並み寸断、交通網は麻痺。
歩いて帰宅する帰宅難民が溢れ返る姿に、東日本に住む多くの方々が
3.11東日本大震災の時を思い起こしたのではないでしょうか。
東日本大震災から7年以上が経過しても、当時の状況は一生忘れられませんし、
当時の恐怖や大変さは決して風化させてはいけないこととして
今回は皆さんにある施設について紹介をしたいと思います。
ここは東京都墨田区にある本所防災館という東京消防庁の建物で、
防災に関する多くの資料が展示されている他、火災が起きた場合の消火活動や
水害・地震などを想定した様々な体験をすることができます。
住宅火災が起きた場合に、どのように燃え広がるかのメカニズムだったり、
2年前に起きた熊本地震の被害状況もパネルで展示されています。
これは自宅のドアなどが冠水被害にあった場合、どれだけの水圧がかかるかの体験。
3つのボタンごとに水の高さが10~30cmの場合と選べるのですが、
私が体験した水の高さ20cmの水圧は想像以上の重さにビックリ(”ロ”;)
両手と身体で押し込んでやっと開く状態でした。
こちらも自宅ドア同様、運転中に冠水被害に見舞われた場合の体験。
こちらは30cmで体験してみましたが本当に重くて、
私の前に体験していた男性の方が全力で押しても開かないくらいでした…†ヽ(゚ロ゚;)
いざという時のために、ガラス割り専用ハンマーを備えておくことをおすすめします(><)
ここでは猛烈な台風や豪雨などの体験ができます。
(もちろん、合羽と長靴とマスク着用)
よくニュース等でアナウンサーが台風の中、必死にレポートしている光景を見かけますが
ここの中で体験中に同じことをやろうとしてもまず無理だと思います…(><)
海溝型(例:東日本大震災等)と直下型(例:阪神大震災、大阪北部地震等)があり、
私は後者の直下型を体験しましたが、なす術もなく、もみくちゃにされるだけでした。
自然災害の前には人間の身体もタンスなどの重量物も一切、無力なのだと痛感しました。
もし自分もこの体験をしてみたいと思う方がいらっしゃいましたら
「本所防災館」のホームページに体験予約の連絡先が記載されていますので
申し込みをしてみて下さい。
入場及び体験料は無料で、子供から大人まで防災に対するモチベーションを高める
貴重な体験ができるものとしてお勧めです。
昨日の大阪北部地震発生以前の6月に入ってから、我が千葉県沖でも
スロースリップ(ゆっくり滑り)現象により房総半島沖のプレート境界が
南東方向におよそ6.5cm滑り動いたという調査結果が出ています。
恐怖心を煽るわけではありませんが、過去の大地震でも前兆として
スロースリップ現象が起きていた報告例もあるため、
我々もいつ再び大地震に見舞われるかわかりません。
「備えあれば憂いなし!」
いつ来るかもしれないその日に備えて今一度、皆さんの周りの防災グッズや
災害時の心得などを改めて見直ししたり備える心がけを持ちたいものです。