㈱千都設計ブログ「日々是切磋琢磨」

千葉市美浜区の㈱千都建築設計事務所のブログです。業務や社内のコトなど、あれこれ綴っていきます。

ヘアドネーション

こんにちは、広報担当Aです。

 

 

今日で1月も終わり、明日からは2月です。

場所によって少しずつ梅も咲き始めていますが、これから2月いっぱいまでまだまだ寒さのピーク。

インフルエンザもまだまだ猛威を奮っています。

あと1ヶ月強、健康に気をつけながら何とか乗り切りましょう!

冬の後には必ず春がやってきます!(><)

 

 

さて、今日のお話は主に女性向けかもしれませんが、男性の皆さんにも

もしかしたらどこかで役に立つかもしれない知識として

頭の片隅に入れておいていただけたら幸いです。

 

皆さんは「ヘアドネーション」という言葉をご存知でしょうか?

「hair=髪」「donation=寄付」という読んで字のごとく、髪を寄付することを言います。

 

芸能人でも柴咲コウさんやベッキーさん、ダレノガレ明美さん、三吉彩花さんなど

かつて長い髪がトレードマークだった方もバッサリ切った背景には

実はこの寄付に協力されていたという事情があったそうです。

 

 

では何故、髪を寄付するのかと言うと、これは小児ガンや脱毛症など何らかの病気が原因で

髪の毛を失い、ウィッグ(かつら)を必要としている18歳未満の子ども達に、

医療用ウィッグの原料となる人毛を提供するためです。

 

(例)

出典:つな髪~ウィッグの贈り物で広がる輪~

 

大人でも髪を失うことは男女共に精神的にとても辛いことですが

そういう状態になっても、まだ大人同士なら相手の心を察した配慮ができます。

 

でも子供は違う。

病気などが理由で好きでそうなったわけじゃないのに、

子供であるがゆえにひどいことをストレートに言われたりやられたり

いじめ等につながって心に深い傷を負うことも少なくありません。

 

病気で髪を失っても、ウィッグがあればそういったダメージを緩和することもできますし

何よりも病気と闘いながらも明るく前向きに生きていく手助けになるかもしれません。

 

 

弊社の所員でも既に1名、半年程前にこの運動に賛同して寄付を行った者がいますが

先日新たにもう1名、所員Tが寄付を行いました。

 

では、その髪の寄付とはどのように行われるのかを簡単にご説明しますと

腰まで伸びている長い髪。

このために一生懸命伸ばしてきました。

 

美容院に行き、まずは切りやすく前処理として束分け。

このそれぞれ束分けしたゴムの上部分からジョキジョキと切っていきます。

 

切り分けられた髪は一まとめにされ、これをヘアドネーションを主催している

団体へと郵送します。

光の加減で明るく見えますが、カラーリングしてあっても大丈夫。

送られた髪の束は団体で選別・加工をした後、ウィッグを希望する患者様一人一人の

頭の形や毛質に合わせたオーダーメイドウィッグ作りに使われます。

 

あの長かった髪がこんなにバッサリと短くなりました。

髪が長かった分、重くなっていた頭はスッキリ軽くなるだけでなく

誰かの役に立てることが嬉しいと語っていました。

 

 

髪を長く伸ばしていたのだけれど、そろそろ切りたいと思っていたり

この運動に興味がある方は是非とも「ヘアドネーション」で検索してみて下さい。

主催している団体はいくつかありますが、ヘアドネーション用に切り分けてくれる

日本各地の美容院の紹介や、やり方・注意点が記載されています。

 

捨てられてしまう髪も、誰かを助けられるのなら是非とも協力したい!

と思うのですが、男性や女性でも長さが足りない方にはなかなか遠い話かもしれません。

 

でも、自分の身体の一部の寄付はヘアドネーションだけではありません。

健康な身体があれば一番身近でできるものとしては献血もありますし、

更にその先を行けば骨髄バンク登録や臓器提供意思表示などの方法もありますので

是非ともご検討になさってみてはいかがでしょうか。