㈱千都設計ブログ「日々是切磋琢磨」

千葉市美浜区の㈱千都建築設計事務所のブログです。業務や社内のコトなど、あれこれ綴っていきます。

ARCHITECTURE MEETS セミナー

こんにちは、広報担当Aです。

 

 

12月になりました。あっという間に師走です。

以前、こちらで「夏が終われば年末まではあっという間」という話をしたように思いますが、

まさしくそれが現実のものになっています。

感覚的には、夏が終わり、1ヶ月で師走になってしまったような…そんな感じです。

 

年末が近づくと、「時計」「車」「TV等家電」のCMが増えるようになるのも

ボーナス&クリスマス商戦として、この季節の特徴でもあります。

クリスマスが終われば今度はすぐお正月商戦に切り替えなければいけないのですから

流通・小売・TV広告業界は特に年末は色々と大変でしょうね…^^;;

 

 

さて先日11/30(木)、所員YがYKK AP㈱様主催の「ARCHITECTURES MEETS…」

というセミナーに参加して参りました。

 

以下はYによるレポートです。

 

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今回は、豊島区にある自由学園明日館(フランク・ロイド・ライト設計)の見学と

建築家の手塚貴晴先生の講演会を通じて、建築に対する考え方や

知識を身につけるために参加しました。

 

特に「現代日本人の窓」をテーマとした講演を聞くことで日本人と欧米人の窓への考え方の違いや

日本建築における窓の重要性についての理解を深めたいと思っていました。

 

自由学園明日館を訪れるのは初めてだったのでとても良い機会でした。

講演会が行われた礼拝堂では非常にデザイン性の高い木製サッシを使っていてとても驚きました。

またこの木製サッシには、現在のアルミサッシのような工業製品にはない

手作業の温かみがあり憧憬していました。

 

手塚貴晴先生の講演会では、手塚先生独自の建築論に触れることができ、

とても有意義な時間を過ごすことができました。

 

「日本人の窓の概念はガラスが入っていない開口部」という斬新な考え方は

非情に印象的でもあり、また手塚先生の「自分が住みたい家を設計したい」という言葉は

私自身が建築設計を志した原点を思い起こさせ、身の引き締まる思いでした。

 

この講演会で得た建築の考え方や知識を今後の業務に生かしていきたいと思います。

 

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今回、Yがセミナーで訪れた自由学園明日館は、幼稚園から大学まで一貫教育を行っている

学校法人自由学園の主として卒業生の事業活動施設となっているため

学校行事で使われる他、結婚式が行われることもあるようです。

 

自由学園と言えば、オノ・ヨーコさんや坂本龍一さん、蜷川実花さんといった

芸術分野の大物著名人の卒業生が多いことで知られていますが、

もともとキリスト教精神(プロテスタント)に基づいた理想教育の実践を目的として

設立された学校であったため、このような教会的なデザインの建物になっているのですね。

 

そんな自由学園明日館は重要文化財指定されているため、

一般の方の利用や見学も可能となっております。

http://www.jiyu.jp/

池袋周辺に行かれた際にはぜひ一度、足を運んでみてはいかがでしょうか?

たっぷりと日差しが取り込まれるホールの窓の美しさや、

そこから見える眺めを楽しんでみるのもいいかもしれません。