こんにちは、広報担当Aです。
今日は、将棋の藤井聡太四段(14)が連勝記録歴代1位タイの28連勝を
達成するか否かに注目が集まっています。
昨年秋から色々と大問題が起きて暗い話題ばかりだった将棋界ですが、
藤井君という一人の天才中学生が救世主のごとく現れ、
明るいニュースを提供してくれるのはいいこととして心から応援しています。
昨日は将棋界のレジェンド・ひふみんこと加藤一二三九段(77)が
62年の棋士人生を終え引退になりましたが、加藤九段の引退と入れ替わるように藤井君が登場し、
めきめきと頭角を現していることに何か運命的なものを感じるのは気のせいでしょうか。
これらは佐渡トキ保護センターで撮影したものです。
ご存知の通り、トキは環境省レッドリスト2017でも野生絶滅(EW)に指定されています。
かつて、純日本産としては最後の一羽である「キン」という名前のトキがいましたが
2003年に死亡して絶滅したため、この写真に写っているのは人工繁殖された中国産の子孫となります。
現在、日本国内で飼育中のトキは6/14時点で201羽とされていますが
佐渡トキ保護センターでは放鳥に向けた野生復帰訓練を行っています。
この子達は“つがい”でしょうか?
のんびり田んぼの中をお散歩中。
生物多様性の中にはネズミやブラックバス等のように繁殖能力の強い生物もいれば
トキやパンダ、コウノトリのように人間の力をもってしても繁殖が難しい生物もいます。
憎まれっ子世にはばかるではありませんが、人間からしてみたら害を及ぼす生物程、
繁殖能力が強く、時代を超えて長生きという不条理…。
2012年以降は、放鳥された個体同士による野生下での自然繁殖で生まれた新たな命も
10羽以上誕生しているようですが、人間の手で大切に大切に育んだ命が源だからこそ、
野生に放たれても生き延びて繁殖を続けてほしいものです。
放鳥されたトキ達は、佐渡市以外でも北陸信越地方や東北地方への飛来が確認されています。
関東ではまずお見かけすることはないと思いますが、もしかしたらそれらの地方に行った際には、
運が良ければ見かけることがあるかもしれない幸運の鳥です。
トキの学名は「ニッポニア・ニッポン」というように、日本の象徴の鳥というイメージですが
実は日本の国鳥はキジという矛盾…^^;;
今回は他にも
とんび(鳶)もいました。
「ピ~~~ピピピピ」と耳に心地よい鳴き声を響かせながら空を優雅に飛んでいますが
鎌倉や江の島界隈では海辺でご飯を食べていると、空から突然ガッツリ奪いに来るハンターです。
海辺で何かを食べる時には奪われぬよう、くれぐれもご注意下さい(笑)
最後にもう1枚
スズメじゃありません、ホオジロです。
尻尾が長いのが特徴です。
千葉県ではレッドデータブックに載っている要保護生物ですので、見かけたら優しい見守りを。
誰か外敵にいじめられているのを見かけたら、助けてあげて下さいね。