こんばんは、広報担当Aです。
この棟は病院本体の裏側に増築され、地上3階・地下1階建のSRC造+一部S造です。
当直室の向かい側には医局があります。
先生方の分の電源コードやLANケーブルが置かれています。
全てをざっと数えただけで30名以上の先生方がここで机を並べることになっています。
医局の隣にはドクターラウンジが併設されています。
ここにはキッチンが併設されている他、ソファーやテーブルが置かれ、
先生方のちょっとした休憩スペースとして横になったり、食事ができる場所になります。
お次はいよいよ、3階の手術フロアへと上がります。
こちらには手術室が3部屋増設されました。
そのうちの一つに入ってみると…
まだ器材や設備が置かれていないせいもありますが、30畳程と広~い!
足元から電源を取ると、コードで足をひっかけてしまうため、
天井から吊り下げ型の電源ステーションが設置されています。
ロボットアームみたいですね。
部屋の壁には、照明や空調スイッチの他、BGMの調整ツマミもついています。
先生方は一体、どんな曲を聴きながら手術をするのでしょうね(笑)
手術室の外には、器材室の他、麻酔科医休憩室もあります。
麻酔医は、手術には絶対不可欠の重要な存在です。
そんな麻酔医の先生方が手術前後に快適に過ごせるべく、広めのお部屋です。
今回、見学しながら、故・手塚治虫先生の「ブラック・ジャック」を思い出しました。
40年以上前に発表された作中で、医師免許も持っていた手塚先生が
“こんな設備があったらいいな”的な想像で描いていたであろう世界が、
現代において取り入れられてるのを見ると、医学や医療技術の進歩を改めて感じられます。
そんな医療の世界の発展に当社も微力ではありますが、設計として携われたことを光栄に思います。
現在放送中の大人気ドラマ「ドクターX ~外科医・大門未知子~」の中で、
女優の米倉涼子さん演じる主人公・大門未知子は
「医師免許がなくてもできる仕事は一切いたしません!」というスタンスの持ち主です。
しかし、私達千都設計は
「医師免許はなくても、これからも医療界の発展のお手伝いをすべく携わり続けます」
このスタンスを胸に、今後も医療分野の設計において尽力して参ります!