こんにちは、広報担当Aです。
世の中は多くの方々や企業がお盆休み期間ですが、
当社は、出社する社員は少ないながらも今日も元気に営業中です。
そんな今日8/15は、71回目の終戦記念日です。
多くの戦没者の方々の犠牲の上に、現在の私達の平和は成り立っているものとして、
今を生きていられることに改めて感謝の心を持ち、この平和が末永く続くことを祈り続けます。
さて、先週8/9(火)、当社のプロポ当選作品及び主任Yが設計を担当した、
館山市立H幼稚園の見学会が開催されました。
この幼稚園は新設になりますが、かつての旧H小学校の跡地に建てられました。
現在の旧園舎はすぐ目と鼻の先にあります
現在の旧園舎に比べると少々窮屈にはなりますが、限られた敷地いっぱいにコの字型に建てられた園舎。
園舎に囲まれた園庭では、子供達が嬉しそうに走り回る姿がイメージできます。
各遊具の下には全て芝生が敷かれ、遊具周りで転んだりしても衝撃が和らぐ工夫がされています。
芝エリアが丸みを帯びたカットにしてあるのも、考え抜かれたデザインの一つです。
それでは、まずは各教室から見てみるとしましょう。
写真を見ておわかりの通り、床から天井に至るまで木を前面に出したデザイン。
旧園舎も木造であるためそのイメージを踏襲しつつも、広々と現代風に温かい造りとなっています。
棚も可動式のため、いかようにも配置換え可能です。
天井に高低差をつけてるのは、オシャレデザインだけでなく圧迫感の軽減の他、
物を吊り下げるためにも高い天井が必要だからだそうです。
教室と教室の間にはトイレがあり、両方の部屋から様子を見れるように窓がついています。
“靴はここで履き替えてね♪”と語りかけるかのように、足型のシールが貼ってあるのがカワイイですね♡
渡り廊下は65mと長-----っ!!
子供は間違いなく喜んで駆け出してしまいそうですね^^;;
私が子供でも、ダーーーーッ!っと雑巾がけで駆け抜けたい勢いです。
足腰も鍛えられるし、掃除にもなって一石二鳥?^^
渡り廊下を進むと教材室1と2があります。
それぞれ広さと棚の種類は違いますが、どちらもしっかりとした木組みの棚を置いています。
楽器とか運動用具とか色々と置けそうです。
その隣には、「ことばのきょうしつ」があります。
ガラス窓の向こうをみている人がいますが、取り調べスペースかな?
と冗談はさておき、言葉の教室とは何をするところかというと、
言葉や発音が上手に話せない子供達の喋り方や滑舌を矯正するための教室です。
奥の部屋にも行ってみましょう。
子供が遊べるスペースになっているのですが、上部には集音マイクがついています。
鏡もついていますね。
ここで子供が遊んでいる時、お母さんや保護者は先程の部屋の外に先生と共にいます。
独りで遊んでいても大丈夫。
何故なら、先程の外のガラス窓はマジックミラーになっており、外から子供の様子を伺えるからです。
中の子供には鏡にしか見えず、お母さんや先生の視線を気にせず自然な状態で遊んだり
会話ができるので、外ではその喋り方等を聞いてどこを矯正すべきかわかり、
教室での授業プログラムを考案できるのだそうです。
言葉の教室を出て、更に奥へと進むと、今度は「えほんのへや」がありました。
沢山の絵本が並べられるであろうこの場所で、子供達は小さな椅子に座って
絵本を読んでいるかわいらしい光景が目に浮かびます。
天井からは段違いのダウンライト。
コットンパールのようなデザインの中から放たれる優しいオレンジの光が部屋一面を包み、
木の温もりを更に引き立ててくれます。
更に奥に進むと、ここは給食受取室。
今は閉まっていますが、この黒い扉を開けると…
外からスロープを下って入ってきた給食センターのトラック荷台から
そのまま給食を受け取れる、という仕組みになっています。
最後に、園舎入口のすぐ脇ににある、プレイルーム(遊戯室)にも寄ってみましょう。
写真で見るよりも広く大きいので、雨の日でもここで十分に運動できます。
ステージも併設されていますので、お遊戯会にもバッチリ対応できますね♪
海と風と太陽に囲まれた千葉県南部の中に、たっぷりとふんだんに木を使って建てられた園舎。
都市部の幼稚園や保育園では、こんな風に自然を感じられる環境が足りないところが多いだけに
ここで海・風・太陽・木といった全ての自然に囲まれながら育っていく子供達が
とても羨ましく思いました。
ここで学びやがて巣立っていく子供達が、大人になって幼少時を振り返った時に
沢山の思い出を振り返られるような園舎となってくれますように。