こんにちは、広報担当Aです。
5/24(火)、当社の部長Tが設計を担当した「船橋市西図書館」の現場見学会が開催されました。
建物は地上3階・地下1階建で、JR西船橋駅より徒歩数分の線路沿いに面しています。
旧西図書館が5年前の東日本大震災で被災し、安全面を考慮して閉鎖→取り壊しになったため、
場所も移転して新たに建替えられたものです。
10月下旬リニューアルオープンの予定ですが、一足も二足も早く先に見学させていただきました。
尚、館内はまだ工事中であることをあらかじめおことわりさせていただくのに加え、
バックヤード部分はセキュリティ等の都合上、非公開とさせていただきますのでご了承願います。
それでは、まずは1階から回ってみましょう。
1階は総合案内・予約本受取・休憩コーナーの他、児童書やおはなし室といった
子供向けのエリアが多くなっています。
館内は全体を通して、木の温もりが伝わってくる造りになっており、
特に子供エリアには様々な工夫が凝らされています。
棚の仕切りも単なる直線型ではなく、丸くくり抜いてあるところに柔らかな雰囲気を感じます。
この棚は可動式で、本の大きさによって押さえ板の位置を変えたり着脱したり
本を開いたまま固定することができます。
ここは「おはなし室」
“お母さんの膝の上に抱っこされた子供が読み聞かせをしてもらいながら一緒に本を楽しむ光景”
が目に浮かんでくるようです。
子供エリアの一角には授乳室もあり、図書館にいながら授乳はもちろん、
ミルクを作るためのミニキッチンも備え付けてあるなど、
赤ちゃん連れのお母さん達も安心して利用できる優しい環境です。
授乳室のすぐ隣にはこどもトイレがあります。
目隠し板がゾウさん♡
それでは、次に2階へと行ってみましょう♪
階段も木の温もりがたっぷりです。
2階は郷土資料室、ギャラリー、新聞・雑誌、文庫・新書、読書テラスがあります。
郷土資料室は、他の書架と色合いが変わり落ち着いたダークブラウン調です。
入口からして重厚感があります。
船橋市の歴史の重みが詰まった蔵書や資料の数々を保管するにはぴったりな雰囲気ですね。
では、今度は3階へ行ってみましょう。
と、2階→3階へ続く階段の傍らに、ガラス張りの読書テラスがありました。
線路沿いでも、防音ガラスにより行き交う電車の騒音はほとんど気にならなかったので
落ち着いて読書できそうな雰囲気です。
電車が好きな方には、最高の空間になるのではないでしょうか?(^o^)
3階には、一般図書全般、学習コーナー、持込みパソコン席等があります。
持込みパソコン席エリア一体は近隣に配慮し、すりガラスになっているので
外からの視線も気になりません。
ス○バ等に行かなくても、ここでパソコンを持ち込んで作業した方がはかどるかも?
ここは対面朗読室。
このお部屋の中で1対1でどんな朗読をするのか気になります(苦笑)
駅からのアクセスも良く、各フロアにそれぞれの個性がぎっしり詰まっています。
地域全ての人々の生涯学習の場としてどんな発展を遂げていくのかが楽しみです。
おしまいに、ウォルト・ディズニーの名言を一つ。
「宝島の海賊たちが盗んだ財宝よりも、本には多くの宝が眠っている。
そして何よりも、宝を毎日味わうことができるのだ」
言うなれば、図書館は宝の山ということです。
本は読むことにより、人の脳には知識と教養を、心には大きな栄養を与えてくれます。
そうして自分の中に取り入れた宝は、どんな“賊”達にも盗むことはできません。
私自身、お恥ずかしいことに本を読むという習慣があまりないのですが(>_<;;、
人に勧められて読んだ本が、思考に大きな影響を与えてくれたことが過去に何度もあります。
先人の書いた知識をただ読んで終わりではなく、それを噛み砕き思索して自分の身につけること。
それが読書の本当の醍醐味として、歳を重ねるごとに時々でも本を読む習慣を身につけたいものです。